EC通販に欠かせない「商品ページ(LP)」についてご紹介します!
商品ページには、通販向けである1つの商品を長く説明したLP(ランディングページ)と言うものがあるので、今回はLPについてお話ししていきます。
EC通販業にとってLPは、商品を説明する営業マンと同じ役割を持っているので、集客・購入に大変関わり持っています。
そんな重要な商品ページ/LPについて理解を深めて、売上げ拡大を狙いましょう。
LP作成は、サイト制作ができるスキルがいるので今回は考え方を重点に説明します。
商品ページ(LP)とは
商品ページとは、大きく分けて2種類あります。
LPと呼ばれるランディングページ(Landing Page)と公式ホームページがあります。
ランディングページ(LP)
LPとは商品の紹介ページにあたるもので、そのページに顧客がアクセスし、その中で商品確認から購入までの説明内容に特化したページのことを言います。
1つの商品の購入を目的とした内容を最初から最後まで詰め込んでいるので、効果の最大化を測ることができます。
また、そのページで完結しているので単体で存在することが可能です。
広告を行う際などは、直接LPに集客させることで最適な遷移先ページになると言えます。
ホームページ(HP)
HPは、主に情報提供を目的としているため様々な情報があり、複数のページに繋がるように設計されています。
例えば、商品紹介ページなどは複数の商品を一覧にし、その先でLPへ遷移させるような設計がされていたり、
そのほかにもHPは会社情報やお問い合わせページなども用意されており、情報が集約されています。
このように企業サイトなどで存在しているのが、HPと呼ばれているものです。
LPさえあれば、販売可能!
自社サイトで商品を販売する場合は、HPを作らずとも商品を紹介するLPを作成してしまえば、販売を開始することが出来ます。
ただ、LPだけの場合はLP内に「特商法ページ」「プライバシポリシー」などを用意する必要があるので注意してください。(法律で表示を指示されているページ)
LP作成をすれば販売開始が可能であり、LPは販売効率を上げることができる重要なページです。
つまり、LPは単品通販やEC事業立ち上げに向いているページとなります。
そこで、なぜLPは重要なのかをしっかりと理解していきましょう。
販売していく中で、本質を見失うことが多いのでしっかりと理解を深めよう。
LPの重要性
では、LPの重要性についてご説明していきます。
まず皆さんに考えてほしいのは、店頭販売している大手企業の商品の販売方法です。
デパートなどで販売している化粧品は、店頭に販売員さんが常駐しており顧客が商品に疑問があれば、その場で直接悩みを解決し、時にはお試しいただいたりなど
とても手厚い営業力で、顧客に商品の良さを伝えることが出来ます。
EC通販では、この営業をLPに託さなければなりません。
顔も見えない状態で、商品を見たことないまま顧客に購入されることの難しさは、皆さんにも想像できるかと思います。
ここで考えたいのが、EC通販の強みの部分。
EC通販の強みは「どこにいても商品を選び・購入できる」や「1つの商品でも販売できる」などが挙げられ、店頭販売にはない商品価値を生み出すことができます。
しかしこれだけでは、店頭販売の営業力には敵いません。
顧客が求めている疑問の数々を全てLP内で説明し、さらに使用している際の実感力やお洒落さなどのベネフィットまで、文字と画像で想起させる必要があります。
ここまでしてやっと、顧客は購入するかどうか考え始めます。
「すごく説明は分かりやすけど、ダサい」「デザインはすごく良いけど、商品の効果が分からない」このような状態のLPでは、見たことがない商品の購入まで至ることは少ないのです。
つまり、見た目も良くどんな質問にも答えられる営業マンをLPで表現する必要があるのです。
1度完璧なLPを作成してしまえば、その1つのLPで何十万もの顧客対応が可能となるため、LPという窓口は重要な存在となることが分かるのではないでしょうか。
このように、EC事業者にとってLPは自分の分身とも言える重要な存在なので、何度も何度もテストを繰り返し最高のものにすることを、多くの企業は目標にしています。
初めから完璧なLPを作ることは不可能なので、何度もテストを繰り返し理想形へ近づけること。
LP構成の考え方
とても重要なLPですが、どんな風に作成すれば顧客へ商品価値を伝えれるのでしょうか。
ここで、初心者用LPの作り方についてお話をさせていただきます!
すでにLP構成は先人たちによって、何度もテストを繰り返した結果があり一般的な構成も出来上がっていますので、これを参考にしてご紹介していきましょう。
構成の基礎
上記は基本的なLPの構成を説明した画像です。
この構成は汎用性が高く、一般的な流れなので初めはこれを基準に構成を練っていきましょう。
まず、LPを作成するにあたって全体の構成の骨組み「ワイヤーフレーム」を考えます。
自社商品の特徴、顧客が求めている情報を構成の各要素に当て込み訴求していきます。
各要素(導入部分など)の意味を理解し、商品の目的を考えながら構築することによって商品それぞれの最適なLPに仕上げていくことが必要です。
どのようなコンテンツを用意すべきか、各要素の理解を深めトライするようにしましょう。
ファーストビュー(FV)
ファーストビュー(FV)は、顧客が初めに目にする第一印象の部分であり、LP内で最も重要な部分です。
FVを最適な訴求にしておかなければ、見られる前にページを閉じられてしまいます。
また、その判断は3秒間で行われ、平均70%以上は離脱すると言われており、FVが疎かになってしまうとその後のページは無駄になります。
事前マーケティングによって決定したターゲットに合わせたデザイン・商品の効果を表すキャッチコピーなどを作り込むことで、秀逸なコンテンツを目指すことが重要となります。
導入部分
続いては、導入部分です。
FVから「この商品気になる!」と思った顧客へのアプローチを行う部分ですが、「問題定義」「共感」と大きく2種類の方法があります。
特徴が異なりますが、どちらも有効であるため2つとも使用しても問題ないです。
問題定義
「実は、その考えは思い込みです」のように顧客の概念を覆し、新たな可能性を提供することで関心を引くことを目的とする手法です。
共感
「こんな悩みありませんか?」のように顧客の悩みを理解していると共感させ、そこに対しての解決策を提案することで信頼を生み出すことができる手法です。
商品説明・サービス提案
ここでは、商品が提供できる価値を訴求します。
顧客は悩みの解決・まだ手にしたことがない価値を求めて、ここまで読み進めてきました。
ダイレクトにそこへ商品価値を紹介するのが、このコンテンツとなります。
まず、「商品紹介」はもちろん「どのようなことができるのか」また「この価値で何が変化するのか」まで落とし込み、顧客へこの商品が必要であることを訴求します。
他商材にはない部分を説明することで差別化を測ったり、顧客が求める価値を理解して、自社商品を使用すれば理想に近づくことが出来る!と訴求することで、より効果を発揮します。
お客様の声・導入事例
この要素の目的としては「安心感の提供」「顧客の信頼獲得」です。
この商品は、自分に必要だと感じた顧客は購入への後押しになるものが必要になってきます。
ネットでの購入は不信感が伴うことがあり、全ての顧客の悩みとしてあげられる点です。
そこで、商品の安心感を共有するため使用後の自身がなるであろう「利用した顧客の声」を、届けることが信頼獲得の最適な手法となります。
これはよりリアルなもの(デメリットも含める)であるほど顧客に対し、丁寧と言えるでしょう。
FAQ・Q&A
FAQ/Q&Aに関しては、疑問を先に取り除くことが目的となります。
ここを確認する顧客は、かなり購入意識が高いところに来ており購入後の不安などを解消することで、購入につながるので、実際にある細かなお問い合わせを押さえることが基本です。
また、FAQ/Q&Aでは強みをアピールすることも可能です。
もし翌日発送を売りにしている企業の場合、「商品はどれくらいで届きますか?」という質問に対し「弊社は翌日発送を行なっており、1〜2日までにはお手元に到着します」と返答することで、特性の訴求をする事が出来ます。
CTA(購入ボタン:アクション部分)
CTAとは「CTA(Call To Action)」の略で、簡単にいうと購入ボタンです。
この部分は、色を変えるだけでクリック率が上がったり、後押しする割引内容を近くに記載することで購入率の向上を見込める重要な箇所です。
ボタンといっても1つのコンテンツとして認識し、そのボタンだけで内容が分かり押したくなるような表現にする事が重要視されています。
よく言われるのが「緑のボタン」「ボタン上のテキストは動詞」「比較出来る他のボタンを並べる」です、よく分からない内はこの3つを注意して作成しましょう。
参考LPを探す
さて、上記まででLPの内容が少し理解できたと思います。
これから実戦に移る方へオススメするのが、競合企業のLPを参考にする事です。
より目にする競合企業のLPは、広告予算を大きくかけても回収ができているLPである場合が多いので、これを参考にすることにより成功確率が高まります。
出来るだけ、自分が見た事があるLPを選定するようにしましょう。
下記に各分野での、LPを記載するのでご参考までに。
動画アプリ:オリジナルコンテンツ番組ならABEMA
健康食品:W金賞受賞!スイーツ感覚の青汁ダイエット「まんぷく美人青汁」
次世代のLP「バーチャルストア」
もう1つ皆さんにご紹介したいシステムがあります。(2021年1月29日時点でリリース前)
接客プラットフォームを提供している「株式会社ギブリー」様の新しいシステム。
このシステムは、今まで説明してきました「LPは自社の営業マン」と言うことをリアルに再現するシステムです。
バーチャルストア(Virtual Store)は、顧客が企業にアポイント(日時指定)を取り、実際に顔を合わせて商品紹介ができる仕組みを提供しています。
お客様の実画面を共有しながら「商品説明〜購入方法」まで案内ができるので、今の時代のニーズにあった購入方法になり得るかもしれません。
ここまで読破していただけた方には、どれだけの可能性があるかがお分かりいただけるかと思います。
画面越しに対応が必要となるので、対応者の確保など課題はあるかと思いますが、その手段を構築するだけで別のビジネスが生まれる気もしますね。
これから盛り上がりそうなシステムのご紹介でした。是非確認して見て下さい。
LPのまとめ
以上、LPに関するご紹介でした( ´ ▽ ` )
LPはEC通販にとって、重要指標の1つであり永遠の課題です。
良いLPが出来上がっても修正・テストの繰り返しを行い、最適な枯れる事がないLPを作り続けなければなりません。
修正する場合は、LPの悪い点がわかるツール(ヒートマップなど)があるので、これを利用できるスキルを身につけることをお勧めします。
初心者の場合は、絶対に苦戦する箇所でもあるので、原因を突き止めれるスキルを持ち1個ずつ修正することで、地道に理想形に近づけることを意識してください。
様々なことを織り交ぜながら検証を繰り返し、完璧なLPを目指してください。
それでは、今回はここまでまた次回( ´ ▽ ` )
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