【EC通販 初心者向け】転売/せどりについて

【EC通販 初心者向け】転売/せどりについて

ECのアレコレ

今回は、EC事業を始める方に一番おすすめの販売方法「転売/せどり」についてご紹介します。

別の記事でもECを始める/学ぶのであれば、転売がおすすめとご説明致しました。

そこで、「転売ではどのように進めるのか」「メリット・デメリット」などを少し詳しく書いていきます。

EC業界に踏む出す前に、転売で予習して見ましょう!

tebi
tebi

始めることは難しくないので、商流を勉強するには最適と言える転売。

転売/せどりとは

転売とは簡単に「他者が生成した商品を買取り、販売すること」を言います。

転売については、皆さんもメルカリなどが普及し理解があるかと思います。

せどりとは、転売と同じ意味で使われており、かつては古本を転売することの呼び名だったようですが、現在では「安く仕入れて、高く売る」手法の意味として使われています。

もらい物などのプレゼントをメルカリなどで販売することは、転売ではありません。

これは、転売の肝である「安く商品を仕入れる」という段階を踏んでいないので、対象外と言えます。

転売/せどりの種類

主に、世の中で流行っている転売は何種類かあります、知識付けのため参考程度に確認していきます。

中古品の転売

一番メジャーなのは、中古品の転売です。

中古品というのは販売業者によって、価格差が起きやすく最も利益が起こしやすいことがメジャーになる理由の一つです。

また中古品として市場があるものは、顧客の需要が高く回転率もいいので、最短の収益化を目指すことが出来ます。

ある程度の目利きが必要になりますが、転売を始めるのであれば必須項目です。

カメラなどの壊れている商品を修理し、販売する手法などもあります。

希少品の転売

こちらもメジャーな転売方法、希少価値の高い商品の転売です。

メーカーが商品を数量限定で販売し購入者を抽選で選ぶ場合、これを転売をすることでほぼ利益が確定します。

利益確定なので商品選定は簡単で、販売場所を選ばないことがメリットとなります。

デメリットとしては、抽選のため回転率が悪く安定した利益が産めないこと。

また、本来その商品が欲しい顧客ではないバイヤーとして扱われるので、世間からはあまり良くない行為とされています。

キャンペーン品の転売

方法が少し複雑になるため、転売のメインとしては難しいキャンペーン商品の転売。

「今だけ限定価格」「初回限定価格」などの商品は、通常価格との差が明確になっており、商品の知名度も高いことが多いため、転売商品としては有効とされています。

ですが、1名様1個限りまでなどの制限があるため、継続して同じ商品を取り扱えないので、リストとして貯めれないことが難点です。

仕入れ・販売について

では、転売業者はどこで仕入れて、どこで販売しているのかをご紹介します。

一般的なものを記載しますが、自分だけの仕入れ・販売ルートがあれば転売の成功確率はぐんっと上がりますので、利用するようにしましょう。

仕入れ場所

仕入れ先の特性なども一緒に確認しましょう。

販売価格と差がある仕入れ先
  • オークションサイト:運が良ければ最安値を狙える(試行回数多い)
  • インターネット通販:安定した利益が狙える(情報が必要)
  • リサイクルショップ:掘り出し物がある(実店舗を見つけることがお勧め)
  • 家電量販店:既製品が安く買える(安売り情報を収集)
  • フリーマーケット:個人独自の価格設定を狙う(WEBでも可能)
  • 退店企業:需要ない商品だが、仕入れ値が安い(コネが必要)

知識がない方は、販売価格との差を調べることができるメジャーな商品の仕入れから始めることが重要です。

オークション・家電量販店などは既製品が多くあるので商品価値を確認しやすいのでお勧めです。

インターネット通販は、利益確定の商品があるので販売が可能であればこれも併用しながら進めましょう。

販売場所

販売先は出来るだけ多い方が有効なので費用が掛からない販売先は、準備するようにしましょう。

有名な販売場所

基本的に出店自体は、無料で行える販売場所が多いです。

販売が発生した際に手数料が発生し、有料会員だと1件あたりの手数料が安くなることが多いので、販売個数が増えることが予想される場合は、有料会員として登録を検討しましょう。

転売の王道「アマゾンの出店方法」に関して、別記事で説明しているので是非ご参考までに。

転売の進め方

ここまで転売/せどりの基本的なご紹介をしたので、次は具体的な進め方を記載します。

まず転売を始めるにあたって考えたいのが、「利益が出るかどうか」です。

どの事業に関しても利益の見通しは必要ですが、転売は多くの方が個人で行なっているため、潤沢な資金が手元にないことが多いと思います。

自身でやりくりできる状態なのかどうかを判断するために、利益の計算を先に行いましょう。

転売事業計画

では、簡単な転売の事業計画の練り方をご紹介します。

計算式:販売価格 ー 経費(仕入れ値+発送料+販売手数料+作業費)= 利益額

上記の計算式が、販売1件あたりを計算する事業計画ベースとなります。

その後、期間と目標をを決めて月毎の利益額が算出される計算表をエクセルなどで作成してください。

経費算出

ます、転売の基本となる2個の項目「仕入れ値」「販売価格」を確認する前に、絶対に発生する経費を確認しましょう。

必須経費としてあげられるのが、「発送料」「販売手数料」です。

発送料は販売する場所で異なるため、一旦は個人で発送できるものの料金を確認します。

レターパックなどがお勧めなので、こちらの発送料を元に考えていくこととします。

販手数料は、販売場所で異なるため調べて事業計画に盛り込みます。

今回は、平均的に10%が多いのでこちらで考えます。

発送料・販売手数料共に把握したところで「作業費」についてですが、もし個人であるのであれば自分で作業を行うので費用はかかりません。

と言ったものの、時間が取られるので対応できる時間を目安に、時給換算することでより利益額を明確にすることができますので、作業時間を計算することをお勧めします。

利益算出

ここまでで、大まかな利益のボーダーを確認しましょう。

販売価格 ー (仕入れ値+370円(送料)+10%(手数料)+0円(作業費))= 利益額

必須経費を計算式ができました、ここで転売する商品の「販売価格」と「仕入れ値」の価格差は最低でも370円+(販売価格の10%)以上なければならないことが分かります。

転売商品を考える場合は作成した計算式に「市場で販売されている価格」と「仕入れ先の値段」を記入し、黒字になることを確認します。

利益拡大

利益が残せるビジネスだと確認したところで、次の問題「転売商品の回転率」です。

回転率は、転売にとって非常に重要で安易に利益額が高いだけの商品を転売すると失敗に繋がります

転売の特徴
  1. 「仕入値1万円:販売価格2万円」半年1個販売。高価格商品は買い手がつくのが遅い。
  2. 「仕入値1000円:販売価格1200円」月20個販売。資金も貯まり、売上も高い。

資金がないうちは利益額が低く回転率の高い商品を選ぶことが転売成功のコツ。

上記を半年計算すると①「売上10,000円」②「売上24,000円」となります。

経費を含めると利益は①「利益7,630円」②「利益9,600円」となり、②のほうが利益が大きくなります。

このように、一定期間の売れ筋を読み取ることで総合的な利益を上げることが出来ます。

最適な販売価格と仕入値・販売個数を3輪の軸を持って転売を進めることが、重要な指標となります。

転売メリット・デメリット

転売を始める方のメリット・デメリットをご紹介していきます。

メリット

転売の最大メリットは、開始ハードルが低いことです。

他の事業と比べても比較的簡単に実施可能で、ビジネス基本を学ぶことが出来ます。

WEBに通ずるビジネスなのでビジネスを学びながら、同時にインターネットに慣れることも出来てしっかり取り組むことができれば、WEBビジネスの中でも安定した収益を確保できます。

デメリット

転売のデメリットは、在庫リスクです。

狙った転売商品が売れることなく在庫として残り続けると、収益が立たず新しい転売にも手を出せなくなり破綻することがあります。

このリスクをなるべく取り除くように、市場調査はしっかりと行うことが必要になります。

開始のハードルが低いため、安易に挑戦することはお勧めしません。

転売/せどりのまとめ

EC業界に興味がある方は、転売/せどりを始めてください!

開業のハードルが低い」「業界に精通してなくても対等に戦える」この2点が、皆さんに転売をお勧めする理由です。

実際に、転売で事業が成功したモール系のEC事業者の方は、更なる拡大を求めてモールに頼らず自社サイトでの販売を始めることが多いのです。

また、競合の多いモールで競り勝ってきた商品力・CRMスキルがあれば、どこのEC事業に参入してもスキルが生きると断言します。

低資金・個人で勝てる転売は、魅力ある事業です。是非、チャレンジしてみてください。

今回はこれまで、次回もEC初心者用の記事を更新します( ´ ▽ ` )

コメント

タイトルとURLをコピーしました